【片思い・脈なし占い】タロットが示す辛口なサイン…諦める前に知りたい逆転のヒント

最終更新日：2025年10月12日 筆者：元ジプ子

「この片思い、脈があるのか、ないのか…はっきりさせてしまいたい」

彼の些細な言動に一喜一憂する毎日に疲れ果て、タロットカードに答えを求めた経験はありませんか？
そして、目の前に現れた「塔」や「死神」のような辛口なカードに、目の前が真っ暗になるような絶望を感じたことは？

その気持ち、痛いほど、本当に痛いほどわかります。
なぜなら、かつての私もまったく同じでしたから。カードが示す「彼の気持ち」に一喜一憂し、その答え合わせのために占い師に電話をかけ続け、気づけば300万円もの大金を失っていた、正真正銘の「元・占いジプシー」です。

でも、全てを失って気づいたんです。
本当に知るべきだったのは、カードが示す「脈あり・脈なし」のサインなどではなかったということに。

この記事では、タロットの辛口なサインを題材に、あなたが「占いの結果に振り回される人生」そのものから卒業し、本当の幸せを自分の手で掴むための、本質的な思考法をお伝えします。

【辛口注意】そのカードは「彼の本音」ではなく「あなたの課題」を映す鏡

タロットで「脈なし」を示すと言われるカードたち。かつての私は、これらのカードが出るたびに絶望していました。
でも、今ならわかります。これらのカードは彼の気持ちを宣告しているのではなく、あなたの「心の在り方」に対して、愛ある警告を送ってくれているのだということを。

「隠者」「カップの4」…彼が恋愛モードじゃない？ いいえ、あなたが「他人軸」になっているだけ

これらのカードが出ると、「彼は一人が好きだから、私に興味ないんだ…」「現状に満足してるから、私の入る隙がないんだ…」と解釈しがちです。

でも、視点を180度変えてみてください。

カードはこう言っているのかもしれません。
「彼のことで頭がいっぱいになって、あなた自身の人生や、自分の内面と向き合うことを疎かにしていませんか？」と。

彼がどうこう、ではありません。あなたが、あなた自身の人生に集中し、自分の足で立つ時が来たという、魂からのメッセージなのです。

「塔」「死神」「悪魔」…関係の終わり？ いいえ、不毛な執着を手放す「祝福」です

これらの一見恐ろしいカードは、片思いをしている時に最も見たくないものでしょう。
「この恋は勘違いだったんだ」「もう諦めるしかないんだ」…そう絶望したくなる気持ちもわかります。

しかし、これもまた、全く違う視点から見る必要があります。
これらのカードが示しているのは、「その辛く苦しい片思い（という名の執着）からあなたを解放し、新しい自分に生まれ変わらせてあげる」という、宇宙からの強制的なギフトなのです。

かつての私は、占い師に「死神」のカードを出されても、「これは再生のカードですよね！？諦めなければ叶いますよね！？」と食い下がり、聞きたい答えをくれるまで占い師をハシゴしました。結果、膨大なお金と時間を無駄にしたのです。

「諦める」ことは、敗北ではありません。
あなたを苦しめる不毛な思い込みから自分を解放し、新しい幸せのスペースを心に作るための、最も勇気ある、そしてポジティブな選択なのです。

絶望の淵から這い上がる、ただ一つの方法

厳しいカードを目の前にして、それでも「諦めきれない」と思うなら、もう「戦い方」を変えるというレベルの話ではありません。
変えるべきは、あなたの「生き方」そのものです。

彼を振り向かせるために自分を磨くのではありません。
彼がいようがいまいが、そんなことは一切関係なく、あなた自身が輝くために、自分の人生に100%集中するのです。

仕事に打ち込む。新しい趣味を見つける。友人と心から笑い合う。
あなたがあなたの人生の主役としてキラキラと輝き始めた時、カードが示す「脈なし」のサインなど、もはやあなたを傷つけることはできません。

なぜなら、あなたの幸せは、彼の気持ちやカードの結果ごときで揺らぐものではなくなるのですから。

結論：タロットは「答え」を知る道具ではなく、「自分」を知る道具

「片思いが脈なしか、タロットで知りたい」
その思いの根底にあるのは、「傷つきたくない」「安心したい」という気持ちです。

しかし、他人の気持ちという不確かなものに自分の幸せを委ねている限り、あなたは永遠に安心することなどできません。

タロットカードは、未来を予言したり、他人の心を覗き見たりするための魔法の道具ではありません。
あなたが今、どんな思い込みに縛られているのか、どんな課題と向き合うべきなのかを教えてくれる、あなた自身の心を映す「鏡」です。

カードの結果に一喜一憂する人生は、もう終わりにしましょう。
人生の主導権を、今、この瞬間から自分の手に取り戻すのです。

---

私がなぜ、ここまで強く言い切れるのか。
それは、この私自身が、かつて占いに300万円という大金を注ぎ込み、カードの意味に振り回される「他人軸」という名の地獄を、心の底から味わい尽くしたからです。

その惨めで赤裸々な失敗談と、そこからどうやって抜け出し、自分の人生の主導権を取り戻したのか。私の原点ともいえる物語を、以下の記事に全て正直に綴りました。

もし、あなたが今、かつての私のように、不確かな答えを求めてさまよっているのなら。この記事が、あなた自身の内なる力に気づくための、何かのきっかけになることを願っています。

▶︎私の原点：占い依存で300万円。私が「占いジプシー」を卒業するまで